みなさん、こんにちは。Makoです。
日本で生まれ育った私は、お誕生日は家族と一緒にお祝いするもので、学校の友達を招待してお誕生日パーティーを開くのは(一般的な家庭では)あまり馴染みのない事だと思っていました。
ところが、オーストラリアではごく一般的な家庭でも、子供のお誕生日パーティーを開いたりします。
そんなわけで、今回はオーストラリア流のお誕生日パーティーの開き方について書いてみたいと思います。
どのタイプのパーティにするか決める
オーストラリアでのお誕生日パーティーには、以下のように様々な種類があります。
- パーティープランを予約するタイプ
- レストランにお友達を招待するタイプ
- 自宅にお友達を招待するタイプ
- 場所を借りてパーティーを開くタイプ
- 公園のBBQにお友達を招待するタイプ
1. パーティープランを予約する
いろいろありますが、一番人気は何といってもやはり「パーティープラン」だと思います。
なぜかと言うと、ある程度費用はかかりますが、準備作業などの親の負担がかなり軽減されるからです。
一番大変なのはパーティーの要となる、子供達のエンターテイメントとパーティーミール(軽食)の準備ですが、これを「パーティープラン」であれば全て会場側に任せることができるのです。
人気のある鉄板プランを選んだり、未経験のアトラクションのバースデープランを選んでその遊技場を初体験したり、子供達が好きなパーティープランを選ぶのは大きな楽しみの一つです。
招待される側もお気に入りの遊技場のパーティーに招待されたり、まだ行ったことのない遊技場のパーティーに招待されたり、パーティープランは双方にとって大人気です。
例えば、BOUNCE でのパーティープランは、体を動かす系のスポーツアクティビティーのバースデーパーティプランで、親にも子供にも大変人気があります。
トランポリン体育館(遊技場)がパーティーのアクティビティーとなります。
普段はゲームが大好きな男の子でも、ここへ来ると汗だくになって遊びます。
アデレードにはBOUNCE以外にも様々な遊技場、エンターテイメント、アクティビティーのお誕生日パーティープランがたくさんあります。
他にはどんな遊技場のプランがあるの? 一体何のエンターテイメント? アクティビティーは何をするの? など、具体的なパーティープランを見てみたい方が多いかと思います。
おすすめのパーティープランをまとめた記事を書きましたので、参考に見てみたい方はぜひこちらもお読み下さい。
2. レストランにお友達を招待する
レストランの「パーティープラン」が提供されていることもあるので、内容が良ければ利用してみるのもいいかもしれません。
小さな子供のパーティーでよくあるのは、王道マクドナルドやその他のファーストフード店です。
その他のレストランは、All you can eat(食べ放題)のレストランだったり、小さな子供のプレイエリアがあるレストランだったりします。
プレイエリアが併設されていれば、子供が幼児の間はある程度は楽しめます。
大概は食事がメインになるので、子供達にとってはちょっと物足りないかもしれません。
この際、ホスト側は招待した子供達の食事代は、全て支払います。
帰り際には準備しておいたパーティーバック(お土産)を忘れずに子供から直接お友達に渡して、来てくれたことへの感謝とお礼を伝えます。
家族や親せきだけが集まって一緒に食事をして、子供がプレゼントをもらう、というような家族イベントとしてレストランを利用することも多いです。
このような家族イベントの場合は、費用の負担については各家庭で異なるのが普通だと思います。
割り勘にしたり、費用の一部もしくは全額をホスト側が負担したり、祖父母が支払ってくれたりなど、招待する人数によっても違ってくると思いますが、様々です。
3. 自宅にお友達を招待する
これは親にとって一番大変なお誕生日パーティーなのではないか、と個人的には思います(笑)
自宅でお料理をたくさん作って、何かお楽しみのアクティビティを準備して、お友達をおもてなしします。
個人的には自宅でパーティーをやるには、かなりの覚悟が必要だと思うのですが、オーストラリアでは自宅でお誕生日パーティーを開く家庭もわりと普通にあります。
そのままお泊り会までやってしまうご家庭もあるのです。年齢にもよりますが、招く側も招かれた側もあまり知らない家庭のお家にお泊りさせるのが平気であることが個人的にはちょっと驚きです。
さて、自宅で誕生日パーティーを開く場合には、お料理だけでなく子供達が楽しめるようなアクティビティも親が考えて準備しておかなくては子供達が退屈してしまうかもしれません。
エンターテイメントやアクティビティーについては、ホスト側が自分たちでいろいろなゲームを考えたり、業者に頼んで様々な遊具を手配したりします。
ホスト側が提供するアクティビティには、カップケーキのデコレーションや、ピニャータ、クラフトなどがあります。
ピニャータとは、メキシコのお祝いごとで使われるお楽しみゲームです。オーストラリアでも大変人気があり、K-martやBigWでもパーティー品のコーナーで売られていたりします。
紙で作られた様々な形をした箱のピニャータの中には、キャンディーなどのお菓子がたくさん詰まっています。
そのピニャータを上から吊るして、子供達が順番に棒で叩いて割るゲームです。目隠しをする場合もあるので、スイカ割りとくす玉が一緒になったようなゲームですね。
一方、業者に依頼するアクティビティには、下記のようなものがあります。
お料理の準備やアクティビティの準備、掃除や片付けなど、自宅での誕生日会はちょっとハードルが高いかな、と個人的には思います。
せっかくお客様のために綺麗に掃除をしても、招待するのは子供達ですから、パーティーが終わる頃には大変な状態になっていることでしょう。
また、入ってもらいたくない部屋などについて、何度も注意する事になるかもしれません。
ただ、会場は自宅なので利用料がかからないことと、招待する人数は何人でも構わないので、少人数でできるところはメリットです。(業者にアクティビティを依頼する場合は、その費用がかかります)
通常の「パーティープラン」だと、料金が10人以上からのパッケージ料金になっているので、かなり高額になってしまいます。
4. 場所を借りてパーティーを開く
近所のコミュニティーセンターなどの場所を借りてパーティーを開きます。
コミュニティーセンターでは、敷地内の庭にある遊具はもちろん、センター内のおもちゃやキッチン、トイレなどを利用できるので便利です。
利用料はかかりますが、「パーティープラン」よりは費用を抑えることができます。
お料理は基本、作ったものを持参していくか、センターのキッチンで簡単なものを作ることも可能です。
キッチンのオーブンを使わせてもらって、15分~20分で簡単に焼けるものを準備する家庭が多いですね。
その他にフルーツや飲み物、スナック(ポテトチップスなど)、そして締めの誕生日ケーキがあれば十分でしょう。
借りるパーティー会場の例です。
5. 公園のBBQにお友達を招待する
BBQ設備の整った、なるべく遊具のたくさんある公園でパーティーを開きます。
公園でお誕生日パーティーを開くには、その公園のBBQ設備と遊具を事前に必ずチェックします。
BBQ設備がいくつあるのか? 何時ごろに現地に行けば確実にBBQ設備やテーブルなどを確保できるのか? などを把握しておくことが重要になります。
事前に家族だけでBBQパーティーの予行練習をしておくと、よりスムーズに公園パーティーが実現するでしょう。
子供達は友達と一緒であれば、ずっと公園で遊んでいてくれるので、特にアクティビティを準備する必要もなく、お料理はソーセージシゾル/ホットドック(BBQ鉄板焼きソーセージ&玉ねぎ炒め+食パン+ケチャップ&マスタード)が定番なので簡単です。
その他にフルーツや飲み物、スナック(ポテトチップスなど)、そして締めの誕生日ケーキがあれば十分です。
さらに、会場は公園なので利用料はもちろん無料です。
招待する人数も何人でもかまいません。
ただ、デメリットは天候に左右されてしまうことです。雨の多い季節のお誕生日なら、公園でのお誕生日会はお勧めできません。
お誕生日会って、毎年やるの??
毎年必ず開く家庭もあれば、大きな節目の年以外は、人を招待するような大きなパーティーをしない家庭もあると思います。
「今年はお誕生日会を開くぞ!」と決めた家庭は、順序良くその準備を進めて行きます。
お誕生日パーティーの具体的な準備の仕方
大体2ヵ月位前にお誕生日パーティーを開く日時を決めて始めると、余裕を持ってゆったりと進めて行けると思います。
- 日時を決める:
大抵は誕生日の前後の週末。 - パーティー会場を決める:
パーティープラン、レストラン、自宅、コミュニティーセンター、公園BBQなど。 - 招待状を作る:
プランなら会場が作成してくれる場合もある。 - 招待状を渡す:
出欠返答期日(RSVP)にも余裕が持てるので、1ヵ月半位前に渡す。どんなに遅くとも2~3週間前には渡しましょう。 - 参加の連絡を出欠返答期日まで待つ:
返答が来たら参加者のリストを作成する - 必要な予約する:
参加人数が確定したら、プランの予約やレストランの予約、ケータリングの予約などを入れる。 - パーティーミールの手配:
プランやレストランなら会場におまかせ。それ以外なら何のお料理で招待客をもてなすのか決める。 - エンターテイメントや遊び、ゲームを決める:
プランやレストランなら会場におまかせ。それ以外は招待客の子供達とどんな遊びをしてパーティーを盛り上げるのか、考えて決めて計画しておく。 - お誕生日ケーキの準備:
パーティー会場やケーキ専門店にオーダーするか、ホームメイドにするか決める。 - 飾りつけの用意:
テーブルや壁などをパーティーデコレーションする準備をしておく。 - 食器類の用意:
パーティー皿、コップ、カトラリー、ナプキンなど準備をしておく。 - パーティーミールの準備:
プランやレストランなら会場におまかせ。プランじゃない場合、パーティーの軽食は自分たちで用意しなくてはいけないので、前日から仕込んでおいて、当日の負担をなるべく軽くしておく。 - デコレーションを施す:
当日、早めに会場に着きデコレーションなどを済ませる。公園が会場の場合はBBQストーブやテーブルなどの場所取りをして、デコレーションをする。 - お出迎え:
招待客を迎え入れて、プランやエンターテイメントの説明をして、パーティーを始める。 - エンターテイメント:
プランやレストランなら会場におまかせ。それ以外なら計画していた遊びやゲームなどで子供達を楽しませてパーティーを盛り上げる。 - 交流を図る:
パーティー中は子供達がみんな楽しめているか注意を払う。親御さん達ともコミュニケーションを取り、交流を深める。学校などの様々な情報交換などができる。 - パーティーミール(軽食)のおもてなし:
プランやレストランなら会場におまかせ。それ以外ならホームメイドのお料理をテーブルに並べたり、BBQでソーセージシゾル(ホットドック)などを作って招待客をもてなす。ドリンクやお菓子、フルーツなども忘れない。 - バースデーケーキの登場:
パーティーの終盤はバースデーケーキを取り囲んでバースデーソングを歌い、ケーキカット。ケーキを食べたら徐々にお開きへ。 - お見送り:
ケーキを食べ終えた辺りから次第に帰る人が現れてくるので、来てくれたことへの感謝を伝えながら、パーティバッグ(お土産)を渡す。 - お礼のメッセージを送る:
なるべくその日のうちにそれぞれの親御さんにお礼のメッセージを送る。
パーティの写真などがあれば送付する。
結構細かく書いてみましたが、これらを一気にやるわけではないので、期間に余裕をもってやれば、それほどストレスなくすすめられると思います。
出欠の返答期日(RSVP)についてですが、オーストラリアでは来れない人は大抵何も連絡してこないことも多いので、期日までに連絡してこなかった人のことはそのままスルーしても大丈夫です。
もちろん、「お誕生日会は来れそうにないですか?」と確認してあげるのも、親切でよいと思います。
期日を過ぎて出席の連絡をしてきた人(結構いるんです)には、プラン以外の場合なら多少の人数の増減があっても大丈夫なので、快く受け入れてあげましょう。
プランの場合は会場に連絡して、増員可能であれば受け入れて、不可能だった場合は残念ですが、その旨を伝えるしかないと思います。
パーティープランを頼んでいても、当日にはやっぱりいろいろ心配したりドタバタもします。
何か忘れてないか、子供達はみんな来たか、みんな楽しめているか、何か手順を忘れてないか、親御さん達全員とお話をしたかなど、とにかく全然落ち着きません。
パーティー中に親御さん達と話している途中で、次に遊ぶ計画などが立った場合は、忘れないようにどこかにしっかりメモしておきましょう。
まとめ
様々なパーティースタイルとそれぞれの準備方法をご紹介できたと思います。
個人的にはパーティープランがおすすめですが、季節的に雨季でなければ、公園パーティーもおすすめです。
お天気次第なところや、場所取り、BBQでのおもてなしなどは大変かもしれませんが、たくさんの遊具がある公園で子供達はずっと遊んでくれます。
費用もパーティープランよりもずっと節約できると思います。
いずれのパーティースタイルでも、 帰り際には準備しておいたパーティーバック(お土産)を忘れずに子供から直接お友達に渡して、来てくれたことへの感謝とお礼を伝えます。
子供たちみんなが笑顔で楽しんでくれると、準備や片付けが大変でもパーティーを開いてよかったなと思います。
ぜひ楽しい思い出に残るお誕生日パーティーを計画してみて下さい。
それでは、また!!
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