南オーストラリア州(SA)の公立高校お受験【体験記】

High Schoolオーストラリアの生活

2022年、新しい学校で高校生活が始まった息子。

学区外の高校で【語学専科】を受験したので、学校へは電車通学です。

【語学専科】のような特別プログラムに入学するには受験が必要なので、日本ほどではありませんが、少しは準備が必要でした。

この記事では、オーストラリア(SA)公立高校受験の体験記を書きたいと思います。(南オーストラリア州の体験記です)

南半球は長い夏休みだったので、少し油断してしまい、直前になってちょっとバタバタしてしまいました(汗)

制服は一通り買ってあったのですが、文房具を買い揃えていませんでした。

揃えなくてはいけない文房具にはかなりの細かい指定があって、3店舗くらいをめぐってやっとほぼ全部買い揃えることができました。(まだ2~3点用意できてないものもあります…)

通常は学区(スクールゾーン)制

こちらの学校は幼稚園、小学校、高校まで全てスクールゾーン制(学区制)なので、特別な希望がなければ、受験なしで高校まで進学できます。

高校と言っても、アデレードでは今年から7年生で高校生なので、中学1年生から高校生扱いです。

日本の中高一貫校って感じです。

この学区制ですが、日本と違ってそれほど厳しくありません。

学区外により良い学校を見つけて、ぜひともそちらに通いたい場合は、直接学校に連絡して相談すれば、(定員に空きがあれば)すんなりと学区外の学校に通えたりします。

その他にも学区の学校でいじめがあるから転校したいとか、逆に問題児過ぎてペナルティーとして学区の学校を追い出されたとか、様々な理由で学区外の学校へ途中で転校することも普通にあります。

転校の理由がいじめなどで、学校に相談したけれど期待するような改善がなかった場合に、引っ越しをしなくても他校へ転校できることは、子供にとって助け舟になりますよね。

こちらの学校の良いところです。

ただ、小学校から制服もあるので、あんまり転校を繰り返したら、制服代などかなりの出費になるとは思いますが。。。

特別プログラムに入学するには、受験が必要です!

そんなわけで、学区の高校に特に問題がない場合や、その学校こそが通いたい学校である場合、書類を記入するだけで、そのまま進学ができます。(特に受験の必要はありません)

ただ、学区内の高校では提供がない科目やプログラム、スポーツなどに取り組みたい場合は、学区外の高校を調べる必要があります。

そのような特別なプログラムを希望することが理由で、学区外の高校に入学したい場合に、公立高校の受験が必要になります。

特別なプログラムは希望しないけれど、いじめなどの理由で今の学校から他校へ転校したい場合は、その学校の定員に空きがあれば、問い合わせと書類記入だけでも進学できるそうです。

ただし、その場合は特別プログラムの学部には原則入学できないと思います。そのプログラムに通えるのは受験をパスしていることが条件になるからです。

定員割れがあって入学できるのは、基本的にはその高校の普通科です。

受験の手引き

公立高校の受験をする際の手順を書きます。

まずは学校探しから

学校探しのポイントは、高校ではどのようなことに力を入れたいか、だと思います。

うちの場合は【語学】の特別プログラムがある学校に焦点を当てて、いろいろと調べました。

調べ方は政府のホームページを見たり、各高校のホームページを見たりします。

我が家の場合は、以下2つのホームページで、気になる高校をピックアップして、その後、それぞれの高校のウェブサイトを参考に比較検討しました。

南オーストラリア政府のウェブサイト: 特別プログラムを実施する学校のリスト
List of high schools with special interest or specialist programs

南オーストラリア州の公立校ランキング:
Top Public High Schools in Adelaide

高校のより詳しい情報は、入学の3年前位から少しずつ調べていたと思います。

上のリンク先にあるように特別プログラムには、【語学】以外にも【音楽】、【スポーツ】、【ギフテッド(イグナイト)】、【バカロレア】、【起業家】、【演劇】、【ダンス】など、本当に様々なスペシャルカリキュラムがあります。

やりたい勉強、スポーツや音楽(楽器)などの特別プログラムを提供している学校をピックアップして、家から通える範囲内かどうかを調べます。

ピックアップした学校の詳細をさらに各学校ホームページから調べます。

各ホームページからより正確な情報を集めて、興味を持った学校が見つかったら、その学校が開催するオープンスクールに足を運んで直接学校を見学します。

オープンスクール(学校説明会)への参加

いくつかの高校に目星を付けたら、入学の1~2年前からオープンスクールに子供と一緒に参加しましょう!!

子供の受験なので当然と言えば当然ですが、ほとんどの家庭が子供と一緒に参加します。(通っている学校はお休みして行きます)

受験申請の過程で子供が説明会に来たかどうかのチェック項目があるので、この欄にチェック✓が入らないよりは入っていた方がいいと思います。

オープンスクールのポイントは、より詳しい情報を得ることはもちろん、子供自身にその学校を体感してもらうことや、チャンスがあれば先生や先輩と話をすることなど、インターネットでは得られない情報収集を本人がするところにあります。

その学校に実際に通うのは子供なので、子供が気に入らなければ、遠くまで通う意味が無くなってしまうからです。

オープンスクールの日は時期的に他校と同じ日になってしまうこともあるので、複数校を比べたい場合には、2年前くらいからオープンスクールに行き始めるのがおすすめです。

説明会の終わりには質問タイムがあるので、疑問に思ったこと、より詳しく聞きたいことなど、ここで聞いておくと良いですね。

入学希望校を第3希望まで決定する

複数校のオープンスクールを終了したら、その中で最終的に希望する学校を、学区内を含めて3校に決定します。

時期になると政府から自動的に進路希望調査のメールが送られてくるので、第一希望と第二希望に学区外の通いたい学校名を書き、第三希望には学区内の学校名を記入して、オンラインで提出します。

この書類とほぼ同時位の進行で、各希望校へ受験の申し込みを行います。

高校受験の申し込み

受験したい高校が決まったら、次はそれぞれの学校に受験の申し込みをします。1年前くらいになると思います。

特別プログラムへの入学希望者の受験には、まず成績表などの必要書類を添付して、オンラインで受験の申し込みをします。(各学校によって、受験申込に必要となるものは多少異なります。詳しくは各高校の受験要項を参照してください)

提出した書類
  • 過去2年間分のすべての成績表
  • 全てのNAPLANテストの結果
  • 受賞した賞などがあればその賞状
  • 学級委員などの経験があればその詳細
  • 書いてもらえるなら、今いる学校の先生からの推薦状(個別に頼む)
  • その他、各学校によって多少の違い有

この受験申し込みが無事に受け付けられると、次にテストや面接などに進みます。

テスト・面接

面接やテストは、各学校ごとに少し前後しますが、大体が約半年前辺りに行われます。

受験テスト
  • 面接(インタビュー)
  • 学力テスト
  • スポーツや音楽などのプログラムは、実技・技能テストがあるのが一般的

ここまで終了すれば、あとは合否の連絡を待つのみとなります。

無事に合格すれば、学区外からであっても、希望する科目やプログラムを提供してくれる高校に通うことができます。

息子の場合、最終的に受験したのは一校だけでした。

もう一つ魅力的だなと思った学校もありましたが、オープンスクールに行って、考えが少し変わってしまったので、結局受験はしませんでした。

受験は有料(各学校によって異なる金額)なので、本当に希望する学校だけを受験したいと思ったためです。

息子が受験した高校は、前年度まであった学力テストが廃止されて、書類選考と面接だけで無事に合格することができました。

入学手続きを行う

合格通知はメールなどで通達されるので、合格通知を受け取ったら、そのまま入学手続きをします。

複数校の合格をもらった時は、子供とよく相談して1校に決めて、入学手続きをします。

入学手続きは、メールで指示されたリンクへ行き、オンライン上で全て済ませることができました。

受験申込、面接、入学手続き、それらの全てがオンライン上で済ませることができて、本当に便利でした。面接がオンラインになったのはコロナの影響だと思います。

紙の無駄がなくて、超エコ。(私の時代には紙封筒にどっさり書類が入っていました…)

おわりに

高校を探す時に私と息子が重要視したのは、【日本語学習を続けられること】でした。

息子は日本語をずっと頑張って来たので、そのスキルを磨き続けられる環境がどうしても必要でした。

その他にもこの高校は、留学生の受け入れが多くあり、グローバルな校風だったことも気に入りました。

学区内の高校は悪くはないと思うのですが、日本語学習のことを一番に考えて、学区外の高校を受験しました。

公立高校受験は本人にとってよい経験になったと思います。

新しい学校生活と新しい出会いを満喫して、将来の可能性をどんどん広げて行って欲しいなと思います。

前の学校の友達は近所なので、放課後や週末にキャッチアップするみたいです。

そんなわけで、何か気になる特別プログラムが見つかった場合には、学区外の高校を受験してみるのもよいと思います。

一方で学区内の高校に通うメリットは、仲良しの友達が同じ学校にいてくれることだと思います。

学区内も学区外も、それぞれにいい点があるので、子供が楽しんで通えることを一番大事にしていきたいですね。

それでは、また!!

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