英単語はその語源や類義語を探ると、1つの英単語から複数の英単語を関連語としてまとめて効率的に覚えることができます。
今回はよく使われる【terminology】の関連英単語、【jargon】と【argot】をご紹介し、ボキャブラリーの増加を目指します。
【terminology】
まずは「専門用語」の意味として、よく使われる【terminology】から見ていきましょう。
名詞:専門用語
複数形:terminologies

I need to learn terminologies first to work in this company.
「この会社で働くには、まず専門用語を学ぶ必要があります。」
「terminology」の語源は、「term:用語」と「-ology:学門」です。
「term:用語」 は「(1つの)学期」という意味でよく使われる英単語ですが、「用語・術語」という意味もあります。
【jargon】
【jargon】は批判的な意味を込めた「専門用語」として使われます。
名詞:(特定のグループ内で話される)専門用語、隠語、職業語、わけのわからない言葉

I don’t understand what she is saying since she talks professional jargon.
「専門家の話をするので、彼女の言っていることはちんぷんかんぷんです。」
特定のグループ内で話される専門用語で、他の人にはチンプンカンプンであるという意味が込められています。
自分には馴染みのない言葉でいっぱいの話し方をされるという点で、少し批判的な意味を含んでいるのだと思います。
「 jargon」は、古いフランス語の「jargon:鳥のおしゃべり」が語源です。
【argot】
【argot】は悪めの集団(ギャングなど)内で使われる「専門用語」の意味があります。
名詞: 隠語、暗語
複数形:argots

The thieves use thier own argots which we can’t understand.
「その泥棒集団は、私達には理解できない彼ら特有の隠語を使う。」
悪めの意味を含んだ「専門用語」という点で、 【slang】 に近いと言えます。
「argot」は古いフランス語の「(ごろつきや泥棒達が隠ぺいを目的として使う)専門用語」という意味から来ていますが、語源となる語は不明です。
おわりに
普段【terminology】 はよく聞くので、自分で話す時も口から出てきやすい、使いやすい英単語だと思います。
今後は、ちょっと皮肉を込めて 【jargon】 を使ってみたり、悪い連中が話す言葉を【argot】(隠語)と表現する練習を積んで、英会話ボキャブラリーを広げていきましょう!